【都市伝説】一度入ったら戻ってこれない...?!怖すぎる廃村「杉沢村」の噂の真相とは?

洒落にならないほど怖い廃村杉沢村伝説

さらに、現在も続く人気番組「奇跡体験!アンビリバボー」で取り上げられた事によりさらに杉沢村を有名にさせた。

その後、「奇跡体験!アンビリバボー」で反響が大きかったため、何度か特集を組み、番組で大々的な捜索が行われたが発見するには至らなかった。

奇跡体験!アンビリバボーでは「杉沢村は異次元の村であり消えたり現れたりする異世界」と結論付け特集を終わらせた。

補足

管理人も杉沢村伝説に興味を持ちネット黎明期にリアルタイムでネットの噂を見ていました。奇跡体験!アンビリバボーの取材に納得がいかなかったので、同時期に放送されていた人気番組「特命リサーチ200X」のインターネットセクションに調査依頼を出しました。同じ依頼内容が多数あったのだが、放送局が違うためか採用されませんでした。

杉沢村の特徴とは?

杉沢村の真相

ネット黎明期に噂が噂を呼んだ杉沢村の伝説も、犬鳴村と同じくいくつもの怪しい点があります。

怪しい点その1 廃村の理由

昭和初期の話とはいえ、時代は昭和。戦前か戦後かは判然としませんが比較的新しい時代の話なのでこれだけ大きな事件があれば隠ぺいしたとしても隠しきれずどこかに記録は残っているでしょう。

大事件を隠すために廃村にするというのも変だけど、行政側としても隠す必要は全くないし、発覚した時が大変ですよね。戦前なら下手すると憲兵に連れて行かれて死刑と言う事もあり得ます。

怪しい点その2 誰も見た事がない

ネット黎明期ならまだしも、現在に至るまで杉沢村の発見報告は存在しません。今ならグーグルアース等の衛星写真サービスで簡単に見つかりそうなものの、場所の特定に至っていない。

怪しい点その3 表現が抽象的すぎる

村の男が突然狂って人を殺して回った」とか、「事件隠ぺいのために廃村にした」等、理由がまるで語られておらず表現がとても曖昧です。

怪しい点その4

杉沢という地名は青森県に存在します。しかし、杉沢地区は青森県三戸郡南部町の広域を指す地名であり村の名前でありません。
かつて青森県の小杉地区と言う場所に「杉沢」という名前の村は存在していたが、元々村は限界集落であり廃村になった理由も単なる過疎化で村人殺害のような大事件があったという記録は一切ない。つまり、話を追ってみると杉沢と言う村の名前から情報を引っ張ってこれないのです。

実際に存在しているのか?

情報を集めるとかなり怪しい都市伝説だが、単なる怖い話で決着をつけるのも面白くないし、ましてや「火のないところに煙はたたない」でしょう。そこで、実在するのではないかと言う仮説を立ててみました。

異世界説

奇跡体験!アンビリバボーで採用された説ですね。

異次元世界に存在する不気味な村で、偶然が重なる事により村のゲートが開いて迷い込んでしまうという説。

「心霊スポットを探すという好奇心」「磁場や地磁気等の土地の関係」の2つがマッチし周波数が変わったとしても異世界のゲートが開くというのは少し無理がありそうです。「きさらぎ駅」の話のように電車と言う空間の中で常時電磁波に晒されているわけでもないし土地の地場だけで体内周波数が変わるかと言うと、疑問が残ります。

※きさらぎ駅についてはほかのまとめで検証しています。

そもそも村の名前、場所、時代、が違う

昭和ではこのような大事件の隠ぺいは考えにくいが、明治とかさらに昔の時代なら警察制度も行政区分も完璧ではないのでこのような隠ぺいが起きたとしても不思議ではありません。

場所も青森県に限定せず日本全国どこでも起きそうな事件なので、杉沢村伝説は日本のどこか(青森の怪談なので、当時の情報伝達能力から考えると東北あたりまで)で起きた事件が歪んで伝わったものであり、それがさらにネットを媒介することにより歪んだということもないとは言えません。

杉沢村はやはり捏造なのか?

これこそが地域密着型の心霊スポットである。そう考えると、杉沢村の都市伝説はかなりイレギュラーな部類に入る。

だが、1人の男が村人を惨殺したという事件は過去に実在している。それは戦時中に岡山県で起きた「津山事件」。

犯人はわずか数時間のうちに村人30人を殺して最後は自害した。八つ墓村のモデルにもなったとして有名な事件だが、杉沢村の都市伝説とまるで同じ内容である。

青森と岡山で場所がかけ離れているのは気になるが…最近では津山事件をモチーフにした捏造、とまでは言えないものの「創作だったのでは?」という見方が強い。

ダムの中に沈んだか、単なる廃村に尾ひれがついて1人歩きした話。

現実的に考えればこの辺りが妥当だろうか。もしやこの都市伝説自体、1つの大きなモキュメンタリー作品なのかもしれない。

そんな杉沢村の都市伝説。あなたは行ってみたいと思うだろうか?

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